2019年07月02日付

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それはまさに、重力に逆らって空中を滑空しているように見えた。バスケットボールの神様と称されたマイケル・ジョーダン。米プロ、NBAのスーパースターだった彼のプレーを生で見たとき、ただあっけに取られるしかなかった▼1992年のバルセロナ五輪に、米国は初めてプロを派遣した。NBAの超一流選手をそろえ、世界中が注目した「ドリームチーム」の象徴がジョーダンだった。筆者は米国で行われたアメリカ大陸予選を観戦した。一つの完成されたショーを見ている気分だった▼バルセロナ五輪を契機に国際化が進んだとされるNBAでは外国籍の選手も増えている。2018~19年シーズンは渡辺雄太選手が、田臥勇太選手に次ぐ日本人2人目のNBAプレーヤーとなった。限られた出場機会の中で、今後に期待を抱かせるプレーを見せた▼日本バスケ界で最も熱い視線を集めているのは、21歳の八村塁選手だろう。先月のNBAドラフト会議で、かつてジョーダンも在籍したワシントン・ウィザーズに1巡目9位で指名された。日本選手のドラフト1巡目指名は史上初の快挙だと、大々的に報じられた▼76年のモントリオール大会以降、五輪の舞台から遠ざかっていた日本男子代表が来年の東京五輪出場を決めるなど、明るい話題が続いている日本バスケ界。八村選手らの活躍は、将来を担う子どもたちにとって大きな刺激となるだろう。

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