JR飯田線沢渡駅 待合所とトイレ建て替え

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伊那市は3日、同市西春近のJR飯田線沢渡駅周辺整備工事の起工式を現地で開いた。JR東海が駅のコンパクト化工事として駅舎やトイレを撤去したことに伴い、待合所とトイレを建て替える。同市、箕輪町、南箕輪村を結ぶバス路線「伊那本線」との結節を強化し、JR、バス双方の利用者の利便性向上につなげる狙い。年度内の利用開始を目指す。

待合所、トイレは線路西側の駅舎跡地に建設し、木造平屋建てで、延べ床面積は約82平方メートル。待合所は八角形のデザインで、開放的な室内空間と広い軒下スペースを確保。また、地元産材による木質化を図り、主要な柱と梁には5月に同市で開いたイベント「全国削ろう会」で製材した木材を使用する。

建設費は約4190万円。設計・監理を清水設計事務所、施工を西武建工が請け負った。

起工式には3市町村や地元の関係者ら約30人が出席。白鳥孝市長はあいさつで「飯田線は地域を担う交通機関であり、数年後にはリニア中央新幹線と結節する」と指摘するとともに、「沢渡駅は高校生を中心に多くの人が利用しており、伊那本線の結節の場所でもある」と述べ、JR、バス双方の利用促進に改めて期待を寄せた。

駅では既に駅舎やトイレが取り壊され、JRがスロープなどを設置。市によると、用地はJRの所有地で、使途に応じた借地料が発生するため、JR側と調整中という。駐輪場は近くの西春近公民館に整備する予定。

3市町村は伊那地域定住自立圏事業の一環として2017年4月に伊那本線の運行を開始。沢渡駅は伊那本線の停留所と結節していることから、市はJRの駅コンパクト化工事に合わせて定住自立圏事業と共用の待合所やトイレを一体的に整備することを決め、建設費の8割を国の特別交付税で賄う。箕輪町、南箕輪村の負担はない。

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