西日本豪雨被災地派遣の職員が報告会 岡谷市

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西日本豪雨の被災状況や支援活動について話を聞いた報告会

岡谷市は3日、昨年7月の西日本豪雨を受け、被災地支援として同市から派遣された市職員3人の活動報告会を市役所で開いた。2006年7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた同市が、教訓として定めている「岡谷市防災の日」(19日)の関連事業として実施。職員ら50人余りが参加して被災状況や行政の対応などについて話を聞き、大規模災害への備えとした。

報告したのは県の合同災害支援チームの一員として昨年7月18日から24日まで広島県尾道市に派遣された市土木課主査の橋爪誠二郎さん(38)と、10月10日から3月31日の間、岡山県倉敷市に約3カ月ずつ交代で派遣された市都市計画課主査の小澤興次さん(43)、同課主任の小林浩一さん(31)。

土木技術職として尾道市の土砂災害現場を回り、復旧に向けた予算の概算に携わった橋爪さんは「広島は土砂災害が多い地域と言われるが、面積の48%が地盤が弱い花こう岩」と指摘。花こう岩が風化した「まさ土」の斜面が大雨によって崩れる表層崩壊を紹介した。

倉敷市内でも特に被害が深刻だった真備地区に入り 、建築技術職とし て建物解体撤去の手続きを 支援した小澤さんと小林さんは、地区を流れる小田川 支流の決壊により、5500棟の家屋が全半壊した状況を説明。公費解体の入札手続きや自費解体の償還手続きではマニュアルやルールを作成して業務に当たったものの「マニュアルに該当しない例が多く、その都度対応方法を検討せざるを得ない状況だった」と振り返った。

市は「岡谷市防災の日」の関連事業として、19日に各家庭が備蓄する非常食を更新する「非常食を食べる日」、20日に危険渓流を視察する市民見学会を計画している。

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