乳がん患者に安心の旅を ピンクリボンのお宿シンポ

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乳がん患者が安心して入浴し、楽しく旅ができる環境づくりを進める団体「ピンクリボンのお宿ネットワーク」(事務局・東京)は24日、第4回「ピンクリボンのお宿シンポジウム」を諏訪市のRAKO華乃井ホテルで開いた。県内では初めて計画。乳がん経験者が講演し、宿泊施設での受け入れについて「一般の人と等しく生きたい。特別扱いせず、タオルを多く用意するなどそっと手を差し伸べて」と述べた。

手術を経験し、がん患者や家族を支援するNPO法人HOPEプロジェクトの理事長を務める桜井なおみさん=東京都=は講演で、乳がん経験者にとって「温泉に出掛けることは社会に出る第一歩」と大事な場であると指摘。専用の入浴着が強調されていると逆に目立ってしまうため、サービスの広報には工夫が要るとした。

さらに「一人ひとりのお客さんを想像して対応を。情報を共有し、チームで取り組むことが重要」と強調した。

同ネットワークに加盟する、諏訪観光協会内の女性の会「すわ姫会」の白鳥和美会長が、一般住民に参加を呼び掛けたマンモグラフィー検診など会の活動を紹介。今後は各宿泊施設の取り組みを広く発信する予定とし、「(乳がん経験者が)ちゅうちょすることなく安心して旅行できる観光地にしたい」と語った。

催しは手術痕を気にして旅をあきらめてしまう女性に、宿泊施設で気兼ねなく入浴などを楽しんでもらうため、宿泊施設の増加や工夫につなげる狙い。同ネットワークは2012年に設立。現在は全国の宿泊施設や団体など約130会員で構成する。ピンクリボンは乳がん検診などを啓発するキャンペーンのシンボル。

県内外の宿泊施設の関係者や一般など約50人が来場した。同ネットワークの会長で福島市の旅館のおかみを務める畠ひで子さんは「女性の12人に1人が乳がんになる時代。各旅館で自然体で受け入れられるようにしたい」と話した。

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