今年は泣かせる演技を 小井川区壮年会

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14日の本番に向けて稽古に熱が入る出演者たち

岡谷市の小井川区壮年会による恒例の「村芝居」が14日、区民演芸祭に合わせて小井川区民会館で開かれる。32回目の今年は、江戸時代を舞台に親子の絆を描いた創作劇「侍になりたかったバカ息子」を上演する。「今年は泣かせたい」という出演者らは、本番に向けて熱のこもった稽古を繰り広げている。

物語の舞台は、江戸時代の「諏訪藩高嶋城」。不作で年貢米が減り藩の財政は苦しく、その上お舟祭りで金が掛かることから、藩主諏訪忠水は、御頭郷を務める追川村で莫大な富を得ていた海苔問屋大内屋を城内に呼び、金を借りようとする。すると大内屋主人の伝兵衛は、自分の息子・信蔵を侍にしてくれたら金を用立てると、無理難題を吹っ掛けた。

忠水は苦渋の決断で、信蔵を侍にするため、信望が厚く従順な諏訪藩勘定方の園田新右衛門と養子縁組をするよう算段。世間知らずの信蔵は、侍となって早々に事件を起こす。責任を取り信蔵をかばった新右衛門は、切腹を命ぜられてしまう―。

出演者、裏方を合わせて、8歳から60歳代まで約50人が参加。稽古は4月上旬から始まり、6月からはほぼ毎日、仕事や学校を終えてから集まっている。

脚本・演出を手掛ける増澤誠司さん(61)は「役者はもちろん裏方も、お客さんに笑って泣いてもらって達成感があるから続けられる」とし、「今年は悲しい場面の演技が見どころ。芝居に見入ってほしい」とアピール。宮坂健夫会長(63)は「村芝居を楽しみ、一緒になって盛り上げてほしい」と来場を呼び掛けている。

区民演芸祭は正午から。村芝居は午後2時30分ごろ開演の予定。区民以外の来場も歓迎している。

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