御柱祭から暴力排除 18機関・団体が決議

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諏訪大社大総代会、諏訪大社、諏訪署など諏訪大社御柱祭に関わる18機関・団体が18日、御柱祭への暴力団員や、暴力をするおそれのある者の参加を一切禁止する決議を下諏訪町の下社秋宮参集殿で行った。安全で安心な祭りにする狙いで、曳行(えいこう)などで御柱に乗れるのは、その柱の担当地区の氏子に限るとした。

県警本部によると、過去の御柱祭では御柱に乗ることが認められない者が木落としや曳行中に柱に乗るなどしトラブルが発生。氏子がけがをしたケースもあったという。

2011年に制定した県の暴力団排除条例を受け、県警本部と諏訪、茅野、岡谷3署が関係機関・団体に呼び掛け、御柱祭では初めて実施。下諏訪町では下社お舟祭りでも、祭りの進行を妨害する者の排除を決議し、一昨年から2年続けて行っている。

決議式には約100人が参加した。亘浩幸・県警本部組織犯罪対策課暴力団排除推進室長が山口組の分裂などにより暴力団を取り巻く状況は「憂慮すべき」などと趣旨説明を行い「暴力団排除の意思を統一。安心で安全の祭りにしたい」と話した。

北島和孝宮司は「安心して参加できる祭り-の伝統を子どもや孫に引き継ぐためにもお力添えを」、牛山純緒・諏訪大社大総代会議長は「柱の責任者として氏子のために働いていただき、大勢の皆さんの団結力で思い出に残るようご協力を」と呼び掛けた。

諏訪地方6市町村の首長を代表して町の御柱祭実行委員会の会長でもある青木悟・下諏訪町長は「昨年、一昨年のお舟祭りは決議によってすばらしい祭りができた」とした。

神林宏・諏訪署長は、御柱祭は「暴力団員や暴力をするおそれがある者たちにとって、勢力を誇示する絶好の機会になっている」と指摘。「祭りの参加を許さず、決議を県内外に知らしめ、安心安全なお祭りにしていきたい」と述べた。

引き続き決議文を読み上げ全員で確認、結束に向けた。

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