日本禁煙友愛会が解散を発表

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日本禁煙友愛会の解散を発表する清水篤志会長(左から2人目)ら役員

一般社団法人日本禁煙友愛会(本部伊那市)は9日、来年3月31日で解散することを正式に発表した。最盛期には4万5000人いた会員は2018年度末現在で約2600人に激減。近い将来組織の維持が困難になることを見越し、体力のあるうちに清算手続きに入る道を選んだ。禁煙思想の普及と友愛活動で成果を上げてきた同会だが、惜しまれつつ64年の歴史に幕を下ろす。

自己資金で運営してきた同会は、会費と旅行業の収益で事業を行ってきた。会員減は会費収入のほか、旅行収入にも影響を及ぼしていた。会見で林宗吉副会長(70)は「もう数年すると会の運営がきつくなることを見越して、解散を決めた」と説明した。

同会によると、来年3月に解散総会を行い、改めて解散を決議する。解散後、清算手続きに入る予定で、定款により、残余金は本部所在地の伊那市に寄付するとした。

同会は1955年8月、同市の故小坂精尊さんら10人で禁煙友愛運動を呼び掛ける任意団体を設立したのが始まり。74年10月に社団法人禁煙友愛会、93年4月に現在の名称に改め、活動した。99年5月には世界保健機関(WHO)から表彰されるなど、禁煙思想の普及と健康と福祉に寄与する活動は各方面から評価を受けてきた。清水篤志会長(75)は「禁煙会としての活動は有意義だった」と振り返った。

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