市役所事務作業を自動化 伊那市がRPA導入へ

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伊那市は、市役所の事務作業を自動化する「RPA」を導入する。データ入力など定型的な業務を職員に代わって処理するシステムで、業務の効率化や作業品質の向上を図るとともに、職員の労働時間短縮や経費削減につなげる狙い。市はシステムの構築に向けて公募型プロポーザル(企画提案)方式により委託事業者を選定し、今年度中の導入を目指す。

RPAは「ロボットによる業務の自動化」といった意味で、これまで人が行っていたパソコン入力などの作業をソフトウエアロボットに記憶させ、処理させる仕組み。データ入力や集計業務など手間や時間がかかる単純作業やルーチンワークを自動化し、業務の効率化を図る。

市は行政改革の一環で定員適正化計画に基づき正規職員の削減を進める一方で、多様化する行政サービスへの対応や時間外勤務の増加、年次有給休暇の取得率の低迷が課題となっている。RPAの導入により職員が単純作業に従事する時間を減らすとともに、より付加価値の高い業務に従事できるようにすることで、市民サービスの向上にもつなげたい考えだ。

RPAは大量データを定期的に入出力したり、突き合わせたりする業務や手順が明確な作業に適しているとされており、市は職員の給与・賃金の支払い、税、福祉に関する業務をRPAに置き換える計画。この三つの業務に導入した場合、現在の作業時間より1800時間削減できると見込んでいる。

また、データを自動で処理するため、入力ミスなどを減らせるとともに、大量データの連続処理も可能。時間設定で夜間や休日にも処理させることができ、職員の残業や休日出勤を減らせるほか、単純だが手間がかかる作業をこなせ、心理的な負担軽減も期待できるという。

委託費は約800万円。企画提案参加表明書の提出期限は29日、企画提案書の提出期間は8月8~15日。書類の提出先はいずれも市情報統計課(電話0265・78・4111)。

8月21日にプレゼンテーションを行って企画提案の内容を審査し、委託事業者を選定する。

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