「アーバンリサーチ」が宿泊事業 蓼科湖畔

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TINY GARDEN計画地

アパレル大手のアーバンリサーチ(大阪)が茅野市北山の蓼科湖畔で新たに宿泊事業を始めることが14日、分かった。既存のキャンプ場や温泉旅館を取得し、リノベーション(大規模改修)して複合的な宿泊施設「TINY GARDEN(タイニーガーデン、小さな庭)」として9月に本格営業を開始する。施設内にはアウトドア新ブランド「EKAL(エカル)」の旗艦店も出店する計画だ。同社が県内に拠点を設けるのは軽井沢に次いで2カ所目で、宿泊施設の運営は初めて。

同社は1974年、ジーンズカジュアルショップとして大阪府門真市で創業。衣類や小物の企画・製造・販売を手掛け、国内外に264店舗を展開する。従業員数は約1500人。2018年1月期の売上高は685億円。

13年から「小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティー」をコンセプトに「タイニーガーデンフェスティバル」を群馬県の嬬恋キャンプ場で毎年開いている。衣食住遊を楽しむイベントで、蓼科進出も暮らし方を提案するそうした取り組みの一環。嬬恋と同じ環境を探す中で、東京からのアクセスの良さや自然環境から「蓼科に可能性を感じた」(同社)といい、蓼科湖南側の旧白林荘の土地、建物を取得した。

敷地は約1・6ヘクタール。約10区画のオートキャンプ場と10~20張分のテント場、キャンプ場を取り囲むように並ぶ計25棟のキャビン(定員4人の宿泊小屋)、客室7部屋と温泉、レストラン、カフェ、ショップを併設した2階建てのロッジ(旧温泉旅館)、20人余りが多目的に使用できる研修棟からなる。EKALは湖(LAKE)がテーマの新ブランドで、市街地とアウトドアで似合う服や小物を全国展開する。旗艦店はロッジ1階のショップに置く。

改修工事を経て8月から一般の予約受け付けを開始し、9月中旬にグランドオープンする予定。内覧会も開く。若い世代の家族連れが気軽に利用できる価格帯とし、長期滞在につなげたい考え。正社員とアルバイト合わせて10人前後のスタッフを配置する。

同社は「若者やファミリーが蓼科、茅野を好きになるきっかけをつくりたい。地域の特色を生かしたイベントやワークショップ、商品開発も行っていきたい。地元の皆さんと連携し、地域の活性化に貢献できれば」としている。

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