2016年06月27日付

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全国の18~19歳の若者たち約240万人は、これから2週間をどう過ごすだろうか。今回の参院選で初めて選挙権を得た若者たちだ。期待や不安、戸惑いなど、思いはさまざまだろう。せっかく得られた権利。有効に活用してほしいと願わずにはいられない▼若者の意見をより政治に反映する―を狙いに選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」へと引き下げた改正公選法。「25歳以上から20歳以上」に引き下げて行われた1946年の衆院選以来、70年ぶりの改革となった▼選挙権年齢引き下げには賛否両論あるが、少なくとも、未成年のうちから政治に対して何らかの関心を持つきっかけになったという功績はあったのではあるまいか。何といっても高校で選挙や政治について、改めて学べる機会が増えている。現在の有権者にはなかったことだ▼ただ、報道各社が新たに選挙権を得ることになる若者を対象にした調査によると、多くが戸惑いや不安を抱えている様子。政治そのものや、どの政党・候補者に投票すべきかわからないというのがその理由らしい▼「初めて」に対しては年齢に関係なく不安や戸惑いは付いて回る。大切なのは不安から逃げ出さない姿勢か。昨今は政治と金の問題をはじめ、失望せざるを得ない出来事が耳目をにぎわせている。だから投票しないのではなく、だからこそ1票を行使する気概を“初めて”の若者には期待したい。

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