日本ピスコ 取得の工場跡地一部岡谷市に寄贈

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今井岡谷市長に寄付申請書を手渡す日本ピスコの山崎会長(左)

空気圧機器製造の日本ピスコ(岡谷市長地出早)は17日、新たな本社工場用地として取得したオリンパス岡谷工場跡地(長地柴宮)の一部を道路用地として市に寄贈した。地元の東堀区が周辺の道路拡幅など総合的な環境整備を市に要望していることから協力を申し出たもので、市道沿いの用地約1918平方メートルを無償で提供。同社の山崎清康会長ら3人が市役所を訪れ、今井竜五市長に寄付申請書を手渡した。

用地の寄贈は昨年5月、道幅の狭い周辺市道の交通量増加を懸念する東堀区が市に道路拡幅や交通安全対策を要望したのがきっかけ。地元の声を知った日本ピスコ側から同月、環境整備に向けた協力の申し出があり、市は県公安委員会や長野国道事務所と協議を進めながら、市道の拡幅や改良に必要な調査を進めてきた。今月10日には設計に基づき算出した道路用地面積を同社に提示。了承を得て正式に寄贈を受けることになった。

寄付申請書を手渡した山崎会長は「地域のために交通安全対策として活用を」と期待。今井市長は「大変貴重な用地を提供いただいた」と感謝し、「地域交通の安全性、利便性の向上が図られるよう協議して計画を作っている。協力をいただきながら進めていきたい」と述べた。

寄贈を受けたのは新工場の敷地西側を通る市道長地135号と南側の同136号に面したL字型の土地。市は今年度、市道135号の拡幅工事に着手する方針で、国道20号との交差点の改良工事も含めた事業費として1億7480万円を見込んでいる。拡幅工事は9月ごろ着工し、今年度中の完成を目指す。

同社によると新工場の建設用地は約1万9236平方メートル。工場には同社第4工場(箕輪町)の一部を移転させ、空気圧の配管機器や制御機器など付加価値の高い製品を生産していく。このほか本社や開発拠点、物流センターを備える計画。2021年度に着工し、22年度中の完成を目指す。

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