わが子の勇姿誇り 岡谷南高準優勝メンバー

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甲子園出場の夢を託し息子を応援する(右から)平沼さん、宮原さん、篠原さん

父親を超えてほしい―。第101回全国高校野球選手権長野大会の準々決勝は17日、松本市野球場で行い、岡谷市の岡谷南高校は飯山高校(飯山市)と対戦した。主力選手の父親3人は、1989年に同校が準優勝した時のメンバー。試合は0―6と敗れたが、わが子の勇姿を見守った父親たちは「同じユニホームを着て頑張ってくれた息子を誇りに思う」と健闘をたたえた。

30年前、同校野球部員だった平沼玄吾さん(47)、宮原治希さん(48)、篠原裕次さん(47)は決勝戦で丸子実業と対戦し、涙をのんだ。目前でつかみ損ねた甲子園への切符。かなえられなかった夢を子どもに託した父親たちは、スタンドから大きな声援を送って選手を後押しした。

当時エースとして倉坪知之監督とバッテリーを組んだ平沼さんは、「自分たちを超えるところまでいってほしかったが、目標にしてくれた気持ちだけでもうれしい」と晴れやかな表情で語った。息子の玄輝さん(18)は試合後、外部コーチとしてチームを支えてきた父を「甲子園に連れて行きたかった。力不足で悔しい」と、目を真っ赤に腫らした。

「超えたい目標だった父は、どんな時も支えになってくれた。感謝の気持ちしかない」と、先発投手として力投した3年の宮原貫大さん(17)。治希さんは「一生の宝物をもらった。ここまでの過程が自分たちより素晴らしかった」と、時折言葉に詰まりながらねぎらった。

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