スワリカの小型発信機 学校登山「見守り」

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中学校登山で教職員が携帯したスワリカブランドの小型発信機

諏訪東京理科大学の産学公連携スワリカブランド事業で開発している「山岳見守りシステム」の実証実験が、茅野市北部中学校と永明中学校の学校登山で実施された。遠距離通信が可能なLPWA(ローパワーワイドエリア)技術を使って登山者の現在地を確認するシステム。学校に残る教職員や保護者らが、登山中の生徒の位置をパソコンなどでリアルタイムに把握できることを確認した。

昨年までの実証実験では、大手電機メーカーの発信機を使用していたが、今年は同大学の小林誠司特任教授が中心となり、茅野市内に事業所がある民間企業14社と共同開発したスワリカブランド製小型発信機を使用した。大きさは縦・横約5センチ、厚さ約2センチで、大きさ、重さともに以前よりも半分以下に軽量化された。

発信機は、GPS(全地球測位システム)で取得した位置情報を3分おきに送信。情報は、茅野市役所に設置している受信機で受信し、インターネット上の地図に落とし込んで表示する仕組み。位置情報のタグをクリックすると、発信時間と発信機の電池残量を知ることもできる。

北部中の学校登山は7月9~10日、永明中は7月16~17日に行い、それぞれ同行する教職員7人が発信機を携帯。各校は、保護者に位置情報が見られるURLを事前に告知。保護者は職場や自宅から、わが子の現在地を確認したという。

発信機を携帯した永明中の教員は「小さくて軽く、携帯するのも苦にならない。山に入ると携帯電話がつながらない場所があるが、常に位置を確認してもらえる安心感がある」と話した。北部中学校では「次年度以降の登山スケジュールを立てる上で参考データにもなる」と話している。

小林特任教授は「登山者の安全、見守る家族の安心につながるシステムで、その有効性、必要性をPRしていきたい」と話した。一方、電池寿命が課題で、今後はより長時間使えるよう改良する考え。北部、永明以外の中学校の保護者からも携帯を望む声もあるということで、次年度以降は市内全中学校の学校登山での活用も考えている。

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