11年連続で減少 野生鳥獣の県内農林業被害

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2018年度の県内の野生鳥獣による農林業被害は7億9500万円で前年度比約4000万円、4・9%減となり、11年連続で減少していることが県のまとめで分かった(速報値)。県鳥獣対策・ジビエ振興室は「総合的な捕獲、防除対策の効果が表れてきているが、依然として被害額は高い水準」とし、引き続きハンターの養成などに取り組む。

鳥獣別ではニホンジカの被害が33・2%を占めて最も大きい。ほか、鳥類21・2%、ツキノワグマ13・4%、ニホンザル10・9%、イノシシ8・1%など。全体的に被害額が減少している一方で、ツキノワグマとカラスなど鳥類による被害がやや増えた。

地域別では南信州の被害額が2億5600万円で最も多く、全体の32・2%を占める。南信州ではニホンジカのほか、ツキノワグマによる造林木の皮剥被害やサルによる農作物被害が大きくなっている。

諏訪地域の被害額は前年度比8・5%減の5406万円。鳥獣別ではニホンジカ3439万円、イノシシ125万円、クマ47万円、サル236万円。

18年度のニホンジカの捕獲実績は目標4万頭に対して2万4557頭(速報値)。人間の仕掛けるわなに慣れたシカが増えていることや、捕獲が進んだ地域では密度が低くなって生息場所を捉えにくくなっていることなどが理由という。県では引き続きハンターの養成のほか、集落ぐるみでのわな購入や侵入防止柵整備を支援するなどの対策に取り組む。

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