参院選県区 羽田氏5選

LINEで送る
Pocket

5選を果たし、支持者とともに万歳で喜びを分かち合う羽田雄一郎氏=21日午後8時9分

第25回参院選は21日投開票された。改選1議席を4氏が争った県区は、開票の結果、国民民主党現職の羽田雄一郎氏(51)が5選を果たした。羽田氏とともに 事実上の一騎打ちを繰り広げた自民党新人の小松裕氏(57)は追い上げたが及ばなかった。投票率は54・29%で2016年の前回選を8・57ポイント下回り、過去最低の1995年の54・50%にも及ばなかった。

県区は、1998年から自民党と旧民主党で2議席を分け合ってきたが、16年前回選は公職選挙法改正で初めて改選数が2から1へ減少し、当時の民進党新人が当選。今回、羽田氏の再選により、自民党は県区で議席を失った。

羽田氏は、立憲民主や共産、社民党からの支持を受けて野党統一候補として出馬。改憲阻止などを掲げる市民団体や、連合長野からの推薦も得た。民主党政権時代に国土交通相を務めるなどした4期約20年の実績や、知名度を強みに地盤の衆院長野3区を中心に手堅く票をまとめ、県全体でも浸透した。

選挙戦では、「平和な日本を子どもたちにつなぐ」として安全保障法制の廃止や9条改憲阻止を訴え、反与党勢力の受け皿となるべく政権批判を強めた。現行の年金制度や経済政策についても弱者をないがしろにしているとして非難し、「家計を第一に、国民の不安の声に耳を傾ける政治に転換する」と主張して支持を広げた。

小松氏は、自公連立の安定性を強調し、政権継続を訴えた。今期限りで引退する吉田博美党参院幹事長の後継として、衆院比例代表北陸信越の元職から県区へくら替えしての出馬。連立政権を組む公明党のほか、商工や建設業関係の団体から推薦を受けた。4月の県議選で躍進した自民党の勢いをそのままに組織戦を展開して浸透を図ったが、票を固めきれなかった。

政治団体・労働の解放をめざす労働者党新人の斉藤好明氏(69)と、政治団体・NHKから国民を守る党新人の古谷孝氏(43)は浸透しなかった。

おすすめ情報

PAGE TOP