観光客と氏子一体に 諏訪湖の初島御柱祭

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観光客らを乗せて諏訪湖畔の旅館街を進む御柱

観光客らを乗せて諏訪湖畔の旅館街を進む御柱

観光客らに御柱祭を体験してもらう「初島観光御柱祭」は26日、諏訪市や諏訪観光協会などでつくる御柱祭誘客促進協議会が主催して市内の諏訪湖畔で開いた。観光客約200人、氏子約400人が参加。観光客は御柱やメドデコに乗って氏子と一緒に「さあー」と掛け声をそろえ、上諏訪温泉の旅館街を熱気に包んだ。午後には初島の一之御柱の“湖上曳行”があり、氏子を乗せて諏訪湖を進んだ。

観光客向けの催しは前回御柱祭のあった2010年に続く。同市豊田・四賀地区が今年の御柱祭の練習用に使った直径約60センチ、長さ約10メートルのモミ1本を用意。湖岸通りの諏訪湖間欠泉センター駐車場から石彫公園まで市道を約1キロ曳いた。

青や緑の法被を着た観光客はおんべを手に御柱やメドデコに交代で乗った。ぐっと動きだす瞬間は驚いた表情を見せたが、自然に笑顔に。曳行路では地酒の振る舞いなどもあった。

4年前に東京から伊那市に移住した中西満さん(62)はメドデコに乗る体験をした。今年は諏訪大社御柱祭を見学したが、「見るより参加した方が楽しい」と喜んだ。諏訪市の姉妹都市、神奈川県秦野市からは約30人が参加。御柱に乗った古尾谷明美さん(51)は「怖いかと思ったけど、気持ち良かった。熱気がすごい。今度は諏訪大社の御柱祭に来たい」と話した。

午後に行われた湖上曳行は観光御柱とは別に準備した直径約40センチ、長さ約8メートルのサワラに氏子17人が乗り、モーターボートにロープでつないで湖面を約300メートル曳いた。御柱に乗った氏子たちは途中、バランスを崩して水の中に入りながらも負けじと掛け声。初島上陸後は建て御柱を行い、遊覧船から様子を見守る観光客もいた。

御柱祭誘客促進協議会長の金子ゆかり市長は、曳き子として参加した観光客に「安全に楽しく曳き着けられた。この御柱が地域を見守る。皆さんの力が地域のパワーになる」と感謝した。

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