諏訪湖ワカサギ「育ちいい」 漁協が試験捕り

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試験捕りしたワカサギを確認する諏訪湖漁協の藤森専務

諏訪湖漁業協同組合は23日、今季最初のワカサギの試験捕りを諏訪湖の6地点で実施した。漁師2人が投網を打ち、組合役員らが生育状況を確認した。今春ふ化した当歳魚は体長5~6センチで昨年と比べると大きめ。1年を超えて生き残った大公は約8センチ。割合はおおむね半々だった。藤森重利専務理事(62)は「育ちはいい。湖内のえさは十分そうで、脂も乗っているようだ」とにこやかに語った。

試験捕りは午前3時から実施した。1地点につき3回ずつ投網を打った。藤森専務は湖心近くなど3カ所でワカサギを捕った。網を丁寧に引き上げると、中の魚体が銀色に光った。かごに出すと、ピチピチとはねていた。久しぶりの投網に「体がなまっていてまだまだ本調子じゃないけど、やっぱり湖上での仕事は気持ちがいいね」と笑みを浮かべた。

同市渋崎の諏訪湖漁協では当歳魚と大公の選別や体長の測定などが行われた。6地点ごとに32尾ずつ並べて定規を当てた。各地点の試験捕りの結果は12年分あるという。過去の状況と比較しながら今季の生育状況の把握に努める。大公は例年よりも多めといい、武居薫組合長(68)は「冬場、舟を使った魚食性鳥類の追い払いが効果的に実施できた成果」としながらも「梅雨が明けて暑くなれば、諏訪湖の貧酸素の心配が出てくる。秋まで順調に育てばいいが」と一抹の不安を抱いていた。

試験捕りは、生育や抱卵状況の確認のため来年の採卵期前まで毎月1回行う。これとは別に30日には諏訪大社下社の遷座祭「お舟祭り」を前にした需要期に合わせ、1日限りで投網漁を解禁する予定。

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