高校総文祭弁論部門出場へ 諏訪実の津島さん

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本番に向けて、国語教諭の指導を受けて練習に励む津島さん(右)

諏訪市の諏訪実業高校3年の津島胡桃さん(17)=同市高島=は28、29日に佐賀県で開く高校生の文化芸術の祭典「第43回全国高校総合文化祭」の弁論部門に県代表として出場する。「生きたい」と題し、津島さんをはじめ高校生が気軽に口にする言葉「死にたい」の意味を論じる。津島さんは「死にたい人は思い詰めずに言ってほしい。周囲の人も受け止めて」と話す。

昨年の同校弁論大会で優良賞を受賞し、推薦を受けて出場した県大会で2位。全国から約80人が集う総文祭へ出場が決まった。県大会を経て総文祭に出場する生徒は同校で初めてという。

津島さんは「死にたい」と言うことに疑問を感じ、テーマを決定。死にたいは「避けられない嫌なことから逃げたい」という気持ちが含まれ、「口に出すと楽になる」と解釈。神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件を受け、生きるために死にたいと言える環境が大切だと気付いた。「人は常に元気でいられず、時に死にたいほどの辛さがある。安心する場所が増えてほしい」とし、将来は生きるしんどさを受け止められる図書館司書になりたいという。

原稿は学校、県、全国と大会へ向かうごとに書き直した。初めのうちは死にたいと気軽に言うのは良くないと論じたが、考察を重ねて思いは変わった。

練習は大詰めを迎え、国語教諭の指導で声の大きさやスピードなど表現を付ける。演劇部の津島さんは日頃の発声練習のおかげで、指導教諭から「声に迫力がある」。津島さんは「得点よりも自分の思いを精いっぱい伝えたい」と意気込んでいる。

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