伝統的なすがれ追い 伊那市地蜂愛好会が大会

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仕掛けた餌を見回って蜂が来ていないか確認する参加者

伊那市地蜂愛好会(有賀幸雄会長)は27日、地蜂(クロスズメバチ)を追って巣を探す「蜂追い大会」を同市のますみケ丘平地林で開いた。会員ら約15人が参加。今年は蜂の動きが鈍く苦戦したが、3個の巣を見つけた。この日捕獲した巣は会員で分け合い、秋の「地蜂の巣コンテスト」に向けて育てていく。

「すがれ追い」とも呼ばれる伝統的な取り組みで、あらかじめ餌(イカ)を森林内に仕掛けておき、集まってきた蜂に目印の白い糸を付けた餌をつかませ、巣に持ち帰るところを追って巣の場所を探し当てる。蜂の子はかつて貴重なタンパク源だった。大会はこうした伊那谷の食と文化を後世に伝えていこうと毎年この時期に行っている。

参加者は午前9時前に近くの鳩吹公園に集まった後、3班に分かれ、仕掛けた餌の場所を見て回った。昨夏の猛暑や春先の冷え込みの影響もあってか、今年は蜂が少ないといい、最初は苦戦。午後になるとようやく蜂が姿を見せ始め、最終的に3個の巣を見つけることができた。

有賀会長は「今年の状況を考えれば(3個は)大きな成果」と話していた。会員たちは個人でも8月いっぱいぐらいまで巣を探し、秋のコンテストに臨むという。

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