諏訪、岡谷で初散布 豚コレラの経口ワクチン

LINEで送る
Pocket

県内で豚コレラに感染した野生イノシシが相次いで発見されている問題で、県は29日、感染拡大の防止のため、諏訪市や岡谷市、塩尻市、辰野町など県内5市町で野生イノシシ用の経口ワクチンを散布した。県による散布はこれで3回目で、この日実施した地域では初めて。県職員が地元の猟友会などの協力を得て山林に入り、5市町内の40カ所に800個を埋めた。

県は、散布した詳しい場所を明らかにしていないが、諏訪地域振興局管内では諏訪市と岡谷市の計10カ所に200個を散布。諏訪地方のほか、伊那市と辰野町では計25カ所に500個、塩尻市では5カ所に100個を使用した。

野生イノシシに食べさせて抗体を持たせ、感染や拡散を防ぐ目的。事前に猟友会などと検証したイノシシの出現しやすい場所に、トウモロコシの粉で覆ったワクチン入りのカプセルを埋めた。

諏訪地方では8月6日に掘り返し、どの程度食べられたかを確かめる。さらに、近くで捕獲したイノシシに抗体ができたかを調べる予定。県は、8月下旬に国の事業を活用して本格散布を始める予定で、県園芸畜産課の小林安男課長は「感染の拡大を食い止めるために今回の事例を検証し、より効果的な形で行えるようにしたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP