セミの抜け殻で温暖化チェック 伊那で講座

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セミの抜け殻の採集中に羽化の瞬間に出会い、じっくりと観察する子どもたち

県環境保全研究所(長野市)は1日、セミの抜け殻を採集し、数や種類から温暖化の影響を考える環境講座「セミのぬけがらを探せ」を伊那市の鳩吹公園で開いた。上伊那地方の小学生親子を中心に30人が参加。木の葉っぱに付いたり、地面に落ちたりした抜け殻を集めた。7年目の今年は過去最多の675個が見つかった。

親子たちは、研究員や市職員、地元の自然観察指導員らと一緒に林内へ。高い場所にある抜け殻は長い棒などを使って落とし、後で種類が判別できるよう壊さないように紙袋に入れた。採集中に羽化の瞬間に出合い、木の周りに集まってじっくり観察した。

採集を終えると種類ごとに分類。675個のうち550個はヒグラシで、他に4種が見つかった。父親と参加した同市東春近小1年の井上空哉君(7)は「昆虫大好き。すごく抜け殻があった。絵日記に書きたい」と笑顔。昨夏より約300個多い結果に、指導員らは「梅雨明け後、一気に暑くなったのに伴い、一気に増えたのではないか」と推測していた。

西日本を中心に生息するクマゼミの生息域が近年、温暖化の影響もあってか北上しているとされる。同研究所によると、県内で抜け殻は見つかっていないが、飯田市で「鳴き声を聞いた」との報告が複数寄せられている。

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