諏訪養護学校に子ヤギ 生徒ら懸命の世話

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初めて誕生した子ヤギ「あめ」を大切に育てる高等部の生徒たち

初めて誕生した子ヤギ「あめ」を大切に育てる高等部の生徒たち

諏訪養護学校(富士見町)の高等部の生徒たちが飼育しているヤギに5月、初めて子どもが生まれた。誕生後に瀕死の状態となったが、生徒たちの懸命の介抱で助かり、今は全校のアイドルに。7月1日の学校公開で地域の人たちにお披露目し、飼育に必要なわらの提供や飼育支援のボランティアも募る。

高等部では10年ほど前から作業班の一つ「八ケ岳班」の1~3年生がヤギを飼っているが出産は初めてという。今年1月、雌の「こうめ」の交配を業者に依頼したが、「不成立」と知らされ残念がっていたところ、5月に入っておなかが大きくなり、獣医に診せたところ妊娠が分かった。その翌日の5月11日、雌と雄が1匹ずつ誕生した。

突然の出産に生徒も教職員も驚き、喜んだが、通常より1カ月近く早く生れたため乳が飲めず、みるみる衰弱。生徒たちは一日に何度もスポイトや注射器を使って乳を口に含ませたり、体を拭くなど世話をした。

名前は、全校生徒から募り雄は「松太郎」、雌は「あめ」と命名。雄は飼育業者に託した。

子ヤギの誕生は生徒もひと回り成長させたという。従来は3日に1度だった小屋の掃除も今は毎日。担当の星野光秀教諭は、「作業の負担は増えたが子どもたちはむしろ意欲的。行動やふんなどを細かく観察して健康状態にも気を配り、命を意識するようになった」と喜ぶ。

生徒たちは「死にそうになってショックだったけれど、お乳を飲めば元気になると思って頑張った」と胸を張る。「母ヤギが子ヤギをとても大事にしているのを見て、命って大切だと思った」「自分もこんな風に大切にされているんだと感じた」「私もお母さんを大事にしたい」などと話し、「元気に大きくなってほしい」と願っている。

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