無藝荘で「生き方」語る 6日と28日セミナー

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茅野市北山のプール平にある無藝荘

蓼科高原を晩年の仕事場にした日本映画界の巨匠、小津安二郎監督(1903~63年)の別荘を移築した茅野市北山の小津安二郎記念館「無藝荘」で、蓼科生活を送る著名な学者や文化人を講師に招く「無藝荘セミナー」が6日と28日に初めて開かれる。21日には元無藝荘火代番の柳澤徳一さん企画の講演会もあり、蓼科に山荘を構える人々の貴重な学識経験と芸術文化に触れる機会を提供する。

セミナーは、小津安二郎記念・蓼科高原映画祭実行委員会が主催。蓼科観光協会無藝荘運営委員会が企画、運営を担う。映画関係者を無藝荘に招いて小津監督をしのぶ「蓼科・夏の小津会」を蓼科ゆかりの学者や文化人に拡大したもので、9月に同市で開く映画祭への来場と地域文化の振興を目的に開く。

6日は、元外交官の賀来弓月さんが「フランスで考えた定年後と老いの生き方」と題して話す。賀来さんは1939年生まれ。30年近く海外で生活し、2006年から10年間は仏カトリック女子修道会で高齢者介護の奉仕活動に従事した。著書に「フランス人は老いを愛する―60歳からを楽しむ生き方」がある。

28日は、元国立国際医療研究センター病院長で堀ノ内病院(埼玉県新座市)名誉院長の小堀鴎一郎さんが「大往生~我が家で迎える最期」について語る。1938年生まれ。東京大医学部卒。在宅診療に取り組み、「死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者」を執筆した。祖父は小説家で医師の森鴎外。

28日は、元気象庁高層気象台長の牧広篤さんが「お天気博士・藤原咲平と霧ケ峰」をテーマに講演する。牧さんは東工大大学院修了(核融合研究)。1980年に気象庁に入庁し、気象研究所地震火山研究部室長や同環境・応用気象研究部長、高層気象台長を歴任。東京女子大や放送大で非常勤講師を務めている。

セミナー、講演会ともに午後1時から。無藝荘運営委員会の桑野眞委員長は「別荘にお越しになる方々に広く映画祭を知っていただき、地域の皆さんには講演を通じて蓼科の魅力を感じてほしい」と話している。

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