大学生ら砂防事業学ぶ 上伊那などで研修

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駒ケ根高原砂防フィールドミュージアム防災情報センターで国交省職員から話を聞く大学生ら

国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)は5日から9日まで、大学生や大学院生が砂防事業について見識を深める「キャンプ砂防in天竜川2019」を伊那谷と木曽谷で開いている。長野、茨城、神奈川3県出身の計4人が参加し研修をしている。

同省が各地の大学から希望者を募り、全国で砂防事業を行う事務所ごとに企画する恒例の催し。天竜川上流河川事務所の参加者は期間中、土砂災害の発生を想定した模擬被災地の測量や、太田切川最上流部の踏査、三峰川の安全パトロールなどに同行し、事業の概要や実務を学ぶ。

参加者のうち名古屋大学の大学院生大槻聡志さん(22)=岡谷市出身=は、2006年に岡谷市で起きた「平成18年7月豪雨災害」の被害を知って「砂防事業に携わる公務員になりたい」と決意し、今回のキャンプに志願した。

災害発生当時は小学4年生で、父の仕事で米国に暮らしていた大槻さんは、テレビで災害のニュースを見て「がくぜんとした」という。「人は洪水では逃げられても、土砂災害では逃げられないケースが多い。将来は砂防分野で人命を救いたい」と意欲を見せた。

学生を指導する同事務所の竹内昭浩建設専門官(48)は「砂防事業の重要性に興味を持ってほしい」と願い、「将来、できれば参加した学生の皆さんに当省の仲間になってほしい」と期待を込めた。

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