「ビジンサマ」の正体は 11日茅野でトーク

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伝説の神様か、怪異か―。蓼科山にすむと言われる「ビジンサマ」をテーマにしたトークイベントが11日午前10時から、茅野市のJR茅野駅前ビル・ベルビア2階のワークラボ八ケ岳で開かれる。妖怪研究の第一人者で作家の荒俣宏さんと、アニメ雑誌などの創刊を手掛けたKADOKAWA副社長の井上伸一郎さんをゲストに迎え、ビジンサマの”正体”に迫る。入場無料。

ビジンサマは雲をまとった丸い玉で、御幣の紙垂のようなものもあるという。「その姿を見た日、山で働く人は仕事を休む」と言われ、民俗学者の金子総平が1941年の「民間伝承」で紹介した。水木しげる作品やNHKの教育番組「おかあさんといっしょ」の楽曲「ようかいしりとり」にも登場するが、文献資料が乏しく正体は謎に包まれているという。

トークイベントは、テレワークや女性・学生の起業・創業など”新しい働き方”を実践する茅野市コワーキングスペース「ワークラボ八ケ岳」が主催。指定管理者に参画する森ビルの矢部俊男さんがナビゲーターを務め、ビジンサマの正体解明に挑むとともに、日常生活で「休む」ことの意味についても考える。

荒俣さんは47年生まれ。初めて書いた小説「帝都物語」がシリーズ350万部のベストセラーになった。妖怪研究家としても知られる。事務局は「ゲスト2人に日本や世界に似た神様、妖怪がいるのか教えていただき、少しでもビジンサマの正体に迫れたら」と話す。蓼科を訪れる別荘利用者の駅周辺施設の利用促進や、夏休みの家族連れの参加を期待している。

当日は、八ケ岳山麓の野菜や料理、クラフト作品など約20店が並ぶ食と暮らしのイベント「ビジンサマ・マルシェ」(実行委員会・蓼科塾主催)が駅自由通路などで同時開催される。近くの茅野市民館中庭では第22回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭のプレイベント「クラフトビアフェスト」が正午から始まり、地元のクラフトビールや飲食店、東海大諏訪高校吹奏楽部とチアリーディング部のステージ、星空シアターを繰り広げる。

トークイベント、マルシェに関する問い合わせは、事務局の中村さん(電話080・3005・8386)へ。

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