県外進学者を上伊那へ 就活準備合宿始まる

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「就活準備合宿」の開始にあたり自己紹介する参加者

県外に進学し、就職活動を控えた上伊那地方出身の大学生らを対象にした「就活準備合宿」が、8日から伊那市で始まった。上伊那広域連合が若者のUターンにつなげようと企画し、4年目になる。首都圏や中京圏の大学などに通う学生27人が参加。1泊2日の日程でふるさとで働くことや生き方を考えたり、地元企業と交流したりする。

県内の大学進学者の多くが県外の大学に進学し、そのまま就職してしまうケースが多く、Uターン率の向上が課題とされている。このため、本格的に就活が始まる前に地元に目を向ける機会を設けることでUターン就職も視野に入れてもらう考えだ。

初日は西春近の知立市野外センターを会場にワークショップなどを開催。参加者は受け付けを済ませると「ひと言自己紹介カード」に名前や年齢、座右の銘、趣味・好きなこと、自分の夢などを書き入れ、代わる代わる発表し合って緊張をほぐした。

続いて、社会保険労務士法人田畑事務所所長でキャリア教育に取り組む田畑和輝さんが講演。第4次産業革命や人口減少といった激動の時代を迎える中で、自身の存在意義を問い、どこでどう生きるかという「生命の場所」を考えるよう呼び掛けた。

参加者は数人ずつのグループに分かれ、就活に対する疑問や不安、就活準備合宿への期待を話し合ったり、「私たちの考える持続可能な企業の姿」をテーマにしたワークに取り組んだりした。

東京都の大学3年で伊那市出身の髙山愛理さん(20)は「金融機関志望で伊那市にUターンすることを決めている。同じタイミングで就活する人たちのことを知る良い機会になる」と期待。神奈川県の大学3年で駒ケ根市出身の田中凌平さん(20)は「まだどこで就職するか決めていないが、どこを『生命の場所』として生きるかが大切だと感じた」と話していた。

9日は西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜に会場を移し、地元企業26社の人事担当者らと交流する予定だ。

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