伊那谷の子ども描く 川上一巳さん遺作展

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伊那谷の子どもを描いた作品が並ぶ会場

伊那市西春近のかんてんぱぱ西ホールで9日、昨年に89歳で他界した洋画家、川上一巳さん=岡山県出身=の従四位・瑞宝小綬章受章を記念した遺作展が始まった。伊那谷の子どもを描いた油彩画を中心に、水彩、スケッチ画合わせて77点を展示している。17日まで。

川上さんは同市高遠町ゆかりの洋画家、故中村琢二に師事し、日展特選など多くの賞を受賞。一水会常任委員、岡山大学名誉教授、日展評議員などを務めた。

50年近くにわたって伊那の地を毎年訪れ、伊那谷や高遠の風景を描き、「伊那は第二のふるさと」とも話していた。晩年は子どものスケッチをライフワークとし、伊那市内の小学校などで子どもたちの姿を描き、「君と僕の合作だ」と作品を贈っていた。

作品展は親族の三宅由紀さん(62)=岡山県=が企画。遺作の一つに、虹色の絵柄のTシャツを着た少年がいすに腰かけている油彩画「伊那の子」がある。2006年ごろの作品で、裏面に平仮名で名前の表記はあるが、唯一モデルの特定ができず探しているという。

三宅さんは「川上さんが愛した伊那谷の風景画もたくさんそろうので、大勢の方に足を運んでほしい」と呼び掛けている。入場無料。午前9時~午後5時(最終日は同3時まで)。問い合わせは同ホール(電話0265・78・5107)へ。

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