蓼科湖に「道の駅」を 茅野市が国に申請へ

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申請を計画する蓼科湖北側の大型駐車場一帯

茅野市は9日の市議会全員協議会で、ビーナスライン沿いにある蓼科湖北側の大型駐車場一帯を「道の駅」として、国土交通省に申請すると発表した。今年度の公衆トイレ整備で道の駅の三要件を満たすことから、次回募集に向けて申請準備を進める。全国的な道の駅制度を活用して「蓼科」を広くPRしたい考えだ。

蓼科の観光再生に向け、公民協働で進める「蓼科湖プロジェクト」の一環。市は13年度からハード事業に着手し、湖周約1・5キロに遊歩道を整備。観光施設「蓼科湖レジャーランド」の土地(約1万3500平方メートル)を取得し、湖畔広場(約8500平方メートル)と大型車5台、普通車101台分の大型駐車場(約5000平方メートル)を整備した。

公衆トイレは9月に着工し、来年1月に完成予定で、4月の供用開始を目指す。休憩所を併設し、道路や観光に関する情報を表示するモニターなどを設置する計画だ。

道の駅は、24時間無料で利用できる駐車場とトイレの「休憩機能」、道路や緊急医療、観光の情報を提供する「情報発信機能」、地域振興の拠点となる「地域連携機能」からなり、国交省が登録をする。同省によると、6月19日現在、全国に1160駅、県内は51駅ある。

次回の募集時期は未定だが、市は自ら申請者となり、道路管理者の県の推薦状を添え、国交省に申請する。駐車場とトイレ、休憩所のほか、蓼科観光案内所を地域連携機能の拠点とする考え。これ以外の商業施設や体験施設などは未定で、管理運営についても「何も決まっていない」(今井敦市長)という。

同プロジェクトをめぐっては、地元関係者と市でつくる「蓼科湖活性化会議」で、ハード基盤整備を市が、道の駅を含む誘客施設の設置や運営などのソフト事業を蓼科観光協会が担当するとされてきた。市は今後、同協会と申請に向けた協議を進め、同協会も「道の駅誘致推進委員会」を設置して、道の駅の活用や管理運営の方法を検討する。

蓼科エリアの観光客数は減少傾向が続き、市全体の観光低迷の要因になっている。一方で、観光まちづくり会社「帰ってきた蓼科」が発足した17年以降、蓼科湖周辺では民間投資の動きが出始めている。

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