下諏訪の黒曜石紹介 諏訪湖博物館で企画展

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下諏訪町内で採れた複数の黒曜石を見比べて学べる企画展

下諏訪町内で採れた複数の黒曜石を見比べて学べる企画展

国史跡「星ケ塔(ほしがとう)黒曜石原産地遺跡」がある下諏訪町は、黒曜石が「長野県の石」に選ばれたことを記念した臨時企画「しもすわの黒曜石 mini(ミニ)」を同町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で始めた。町内の産地別に計約70個の黒曜石を並べた比較展示や、同遺跡の概要、諏訪産の黒曜石の伝播(でんぱ)などを分かりやすく解説し、歴史を伝えている。

「県の石」の選定や、昨年3月の国史跡指定を記念した展示で、町内産出の黒曜石をまとめて紹介するのは初めてという。諏訪地方の学校の夏休みに合わせて、8月のお盆明け頃まで展示する。

黒曜石の比較展示は、星ケ塔遺跡を含めて町内に11カ所あるという産地ごとに、産出の仕方や、石の質感の違いを見てもらう狙い。星ケ塔で採れた黒曜石は透明度が高くて美しく、ウツギ沢産は混じり物があってツブツブとした印象。鷲ケ峰の西山裾で採れた
石は赤褐色(せきかっしょく)のしま模様が入っているなど表情はさまざま。

「旅する黒曜石」と題した解説文では、はるか縄文時代に、青森県の三内丸山遺跡や、津軽海峡を渡り、北海道の館崎(たてさき)遺跡まで渡っていたという”諏訪産黒曜石の旅”も紹介した。展示の内容は随時充実する予定。宮坂清館長は「夏休みには、子どもに主眼を置いたバージョンも考えたい」と話している。

開館時間は午前9時~午後5時(月曜休館)。入館料は大人350円、小中学生170円(常設・企画展含め)。問い合わせは同館(電話0266・27・1627)へ。

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