受託候補者決まる 永明小中学校の基本設計業務

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茅野市は、同市塚原の永明小学校と永明中学校の建て替えに向けて基本計画策定・基本設計業務委託の公募型プロポーザルを行い、受託候補者を東畑建築事務所(東京)に決定した。次点候補者は香山壽夫建築研究所(同)。受託候補者は茅野市設計事務所協会と共同企業体を結成し、2020年3月27日まで業務に当たる。建て替え事業はその後、実施設計を経て21年度の着工を目指す。

永明小と永明中は建築から45年以上が経過し、施設全体の老朽化が深刻な状況。市は市道を挟んで隣接している立地を生かし、両校を「施設一体型」として建て替える。今年3月には、目指す学校の姿や施設整備の方針をまとめた基本構想を策定した。

市によると、公募型プロポーザルには11社の応募があった。2次審査は7月13日、1次審査を通過した5社のプレゼンテーションとヒアリングが行われ、選定委員会(柳澤要委員長)が受託候補者と次点候補者を選定し、その後、市が正式に決定した。

東畑建築事務所の技術提案は、敷地を南北に走る既存市道を歩行者専用道「縄文プロムナード」とし、車両動線は敷地西側に集約して歩車分離を徹底する。校舎は北西に配置し、校舎の東側にメインの屋外運動場、南側にサブの屋外運動場を整備するとした。

校舎は3階建てで、北側に中学校棟、中央にランチルームなどの交流・共有ゾーン、南側に小学校棟、西側に特別教室棟を配置する「8の字型プラン」を提案した。自然採光と通風を促すエコボイドを設けるほか、災害時は迅速に避難所に転換できる施設計画にするとしている。

選定委員会は「シンプルな平面構成でゾーニングが明確となり児童生徒が安心して生活すること、成長に応じた学習環境づくりの考え方、児童生徒の安全を考慮した教職員スペースの配置の考え方、建築コストへの配慮に高い評価を受けた」と講評した。

委託業務上限額は6825万5000円(税込み)。技術提案によると、地元や学校の関係者と意見交換しながら業務を進め、基本計画に4カ月、基本設計に5カ月、実施設計に12カ月を見込む。市は、実施設計は別途発注する方針で、21年度に施工業者を選定し着工する予定。埋蔵文化財調査などがあることから、「完成時期は未定」としている。

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