2019年08月12日付

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子どもの頃、真夏に外で遊んでいると、親からよく「暑にあたるよ」と注意された。帽子なんか放り出し、飲み食いも忘れて夢中で駆け回るから、めまいを感じることもあった。今で言う軽い「熱中症」だったのかもしれない▼その熱中症の記事が毎日のように新聞に載る。時には体育館で運動中の若者が、そして、屋外で草取りの高齢者が。消防庁によると、前週に熱中症で搬送された人は全国で約1万8300人。症状はいろいろだけれど、「暑にあたる」程度でとどまらない。お年寄りなどには命の危険もある▼何と言っても、一番の予防は暑さを避ける心掛けだろう。外出は気温が上がる日中の時間はやめ、朝や夕方に振り向ける。冷房機器などを使い、家をできるだけ涼しく保つ。さらにもう一つは定期的な水分補給である▼同じ水分を取るなら、今盛りの夏野菜を使わない手はない。そう思って、食事にキュウリやナス、トマトを多めに取り入れている。どれもみずみずしさが特長で、水分がほとんどを占める。体を冷やす効果もあって気持ちまで安らかになった▼よそではどんな夏野菜が出ているだろうか。農家が自慢の農産物を販売する「朝市」に行ってみたら、夏野菜と並び、秋に出荷が本番を迎えるリンゴのわせ種が姿を見せていた。盆を過ぎれば、暑さは峠を越して、涼風が吹き抜ける日も多くなるはず。自制と我慢の日々ももう少しだ。

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