諏訪市内のバス2路線 9月末で廃止方針

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アルピコ交通は9月末で、諏訪市を走るバス路線「諏訪上野後山線」と、一部茅野市もルートに入る「茅野上社大熊線」を廃止する方針だ。利用者の減少が理由。諏訪市は、諏訪上野後山線の周辺集落は他に公共交通がないため代替として10月から、予約制の「デマンドタクシー」の運行を検討している。諏訪市役所で28日に開かれた地域公共交通協議会で市が報告した。

諏訪上野後山線は諏訪市有賀を始発に上野、板沢、後山などを回り、平日に1日3往復6便が走る。茅野上社大熊線はJR茅野駅を出発して諏訪市に入り、諏訪大社上社本宮や湖南大熊などを回り、平日に1日5往復10便を運行している。

同社や市によると、上野後山線の利用者は中学生2人やわずかの住民だけで1便当たり0.48人の利用にとどまる。上社大熊線も1便当たり1.9人と少なく、採算面から路線維持が厳しいという。同社は2年ほど前に市に廃止の意向を伝えて協議。市は現在、地元への説明会を開いている。

市は上野後山線の代替のデマンドタクシーの運行形態について、諏訪地区タクシー事業協同組合と協議している。すでに市教育委員会の負担で下校時にタクシー車両を利用している中学生に関しては、登校時にも広げる方向で検討している。

上社大熊線の路線周辺の住民には既存の循環バス「かりんちゃんバス」を代替として利用してもらう。

同協議会の会合で市は、「かりんちゃんバス」の運行見直しに向けた利用実態調査について、10、12月の平日や休日の計4日、バス停別の乗降人数を把握する調査を行うと説明した。利用者に意見を聞くアンケートも行う方針。

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