歴史価値や保存経過 辰野の明倫館に説明板

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中央に掲げた登録プレートが映える説明板

辰野町小野の国登録有形文化財・旧小野村役場庁舎「明倫館」と土蔵の説明板が、同館前に設置された。昨年文化庁から交付された登録プレートを掲げ、歴史価値や保存の経過などを紹介。建物を所有管理するNPO法人建造物明倫館保存会で、地域の関心向上や継承活動の充実につながるよう期待を寄せている。

説明板は、町教育委員会が保存会の要望を受け設置。黒いステンレス製のスタンド型で、高さ90センチ、幅42センチ。前部の中央に青銅の文化財登録プレート、その上に文章と見取り図を配置して一体化した。設置費用は21万円。国道153号に面する、建物の正面入り口脇に設置した。

文章では、明治期の木造建築の好例である明倫館の切り妻屋根やしっくいと下見板張りの壁、和洋混合の外観といった特徴について解説。1905(明治38)年の建設から110年余りを経て、現在も地元の生涯学習拠点として活用されるなど、住民の熱意で守られた経過を伝えている。

保存会では昨年5月の文化財登録以降、希望に応じて建物を随時公開。県内外の個人や団体の愛好者をはじめ、小学校や県シニア大学の授業での見学も増えているという。

保存会の倉澤信義理事長(75)は「予想以上の反響があってうれしい限り。歴史風情が感じられる、小野宿の玄関口に建つ大切な施設。説明板がより多くの人の目にとまり、保存活用に協力してもらうきっかけとなれば」としている。見学希望は町教委文化係(電話0266・41・1681)へ。

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