県内ゆかりの若手作家を支援 伊那で公募個展

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「古代文字×世界名画」と題したテーマの作品を展示する飯田市出身の和全さん

伊那市の県伊那文化会館で16日から、県内ゆかりの若手作家による公募個展「トライアル・ギャラリー2019」が始まった。若手作家の活動支援が目的の事業。今年は和全(わぜん)さん=飯田市出身=、唐澤安伊歌(あいか)さん=箕輪町出身=、市岡一恵さん=駒ケ根市出身=の女性3人が参加。18日に関連イベントを開催する。

和全さんは東京都在住のイラスト書道家。「古代文字×世界名画」をテーマに絵の一部を甲骨文字や金文、草書で描き、墨と水彩絵の具で仕上げた作品などを展示している。「ヴィーナスの誕生」では原画に描かれている貝や風の神、木をそれぞれ古代文字で表現。「絵にも漢字にも関心を持ってもらえる、一つで2度おいしい作品」と話す。

埼玉県で暮らす画家唐澤さんは「ここから―カンシャ・カンゲキ・アメ・アラレ」と題し、自らの原点を見詰め、感謝の思いを込めた作品を出品。県内の風景に動物や虫のイラストを加えた絵などが並ぶ。「えにし」では、箕輪町木下にあるケヤキの巨木と萱野高原(同町)から見た街並みを描き、人の出会いを表した。「今まで見てもらえなかった人たちにも作品を見てもらえる。うれしい」と地元での個展開催を喜ぶ。

駒ケ根市在住の市岡さんは会場全体を使ったインスタレーション作品を制作。同館内や近くの春日公園、その周辺を歩いた際に自らが気になった光景、物体などから着想を得たという。「会館や公園を別の視点で見るきっかけにしてほしい」と話した。

個展は25日までで、午前9時~午後5時。19日は休館。18日は午前11時30分からと午後1時から、唐澤さん制作の紙芝居「信州駒ケ根の昔話 早太郎物語」を上演。午後2時には出品作家3人のギャラリートーク、午後3時30分には和全さんの書道パフォーマンスも行う。全て入場無料。問い合わせは同館(電話0265・73・8822)へ。

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