大雨時「警戒レベル」住民の周知に力 諏訪市

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大雨時の警戒レベルについて知らせる内閣府のチラシ。諏訪市は広報すわでの発信も含め警戒レベルについて周知している

諏訪市は、大雨時に住民がとるべき行動を明確化した5段階の「警戒レベル」の周知に力を入れている。5月末に全国で運用が始まった際は関連する報道が多かったがその後は周知される機会が少なく、住民の認知が十分ではないとして広報すわ8月号でPRし、区長らには文書を送付した。市危機管理室は「早めの避難など命を守る行動につなげたい」としている。

昨年7月に起きた西日本豪雨被害を教訓に、内閣府などはいつ避難すればよいかを数値化して直感的に危険を意識し、速やかな避難につなげたいと導入した。警戒レベルは数値が大きくなるほど緊急性が高まり、レベル3で「(避難に時間を要する)高齢者らは避難」、4で「全員避難」の対応が必要になる。5はすでに災害が発生している状況とされ、それぞれが命を守る最善の行動が求められる。

諏訪市では8月2日に大雨警報(浸水害)が発表された際に「警戒レベル3相当」として防災行政無線などで情報発信した。翌3日にも大雨警報(土砂災害)が発表され、「警戒レベル3相当」として発信した。これらは「高齢者らは避難」に相当するが実際に避難者がいたという情報は入っていないという。

市は7月下旬、警戒レベルを用いた避難情報に関する文書を区長や自主防災会長宛てに送付した。警戒レベル3や4が発表された際に地域住民が公民館などの一次避難所に避難できるよう開設の対応を依頼することも盛り込んだ。

近年は市内広範囲ではなく局地的に雨が強く降るケースもあり、市は警戒レベル4を発表した場合、各地にある雨量計の情報などを基に地区限定で避難勧告や避難指示を出す可能性もあるとする。

運用開始後、警戒レベル3相当の情報が発信された際に住民から「避難しなければいけないか」との問い合わせが1件あったという。市危機管理室は「(警戒レベルは)早めの行動をとるための情報だと捉えてほしい」としている。

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