諏訪地方のユニバーサルツーリズム 振興局調査

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高齢や障がいの有無にかかわらずだれもが楽しめる旅行「ユニバーサルツーリズム」の諏訪地方での受け入れ体制について、視覚、聴覚障がい者向け設備の整った宿泊施設が少ないことが、県諏訪地域振興局の現地調査結果で分かった。一方で肢体不自由の人や車いす利用者対象の設備は一定程度整っている。県は関係機関との情報共有を図りながら、ユニバーサルツーリズムの推進に取り組む方針。

調査は同局商工観光課が昨年11月~今年2月にユニバーサルツーリズムを手掛ける旅行代理店に委託し、諏訪湖周、中央道諏訪インターチェンジ周辺、富士見町の宿泊施設計25カ所で実施した。観光庁が示しているチェックシートを基に、乳幼児連れや妊婦への配慮などの項目を独自に追加して行った。

障がいの種別ごとの分析によると、視覚障がい者への対応では点字表示や誘導用ブロックなどのハード面の整備が1割を下回り、従業員による誘導などで対応している。聴覚障がい者への対応では、客室の非常時警報ランプなどの設備が整っている施設は1割を下回っている。従業員は筆談で対応しており、手話対応の施設はない。

身体不自由者、車いす使用者への対応では9割以上の施設にエレベーター、8割で階段に手すりがあった。車いすを持参しなくても8割の施設で貸し出しサービスを受けられる。車いす利用を想定した客室は少ないが、車いすの利用が可能な間口やスペースを確保した客席は多い。食事会場も8割の施設がテーブル席となっており、車いすでの利用が可能。

乳幼児連れには授乳やおむつ替えのスペースを用意している施設は2割だった。

調査に合わせて行ったアンケートではユニバーサルツーリズムの認知度が76%と高く、障がい者の宿泊については56%が「促進したい」または「検討したい」と回答した。

同課は宿泊施設や観光協会と情報を共有しするとともに勉強会などを開いて、高まりつつある機運をさらに醸成したい考え。

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