供物のお下がり「お裾分け」 富士見の長泉寺

LINEで送る
Pocket

供物のお下がりを荷造りする桑澤住職ら

富士見町瀬沢新田の長泉寺(桑澤宥恵住職)は、檀徒(だんと)から仏様にささげられた供物のお下がりを、支援団体を通じて経済的に困難な状況にある家庭に”お裾分け”する全国的な活動「おてらおやつクラブ」(本部奈良県)に参加し、21日、盆中の供物を荷造りして発送した。桑澤住職は「物やお金の貧困に苦しむ人、周囲とのつながりがなく孤立した人、世帯に仏様の慈悲を届けたい」と話している。

同クラブは、子どもの貧困が社会問題となる中で2014年、奈良県安養寺の松島靖朗住職が立ち上げた。全国で約1280カ寺が参加し、450余の登録支援団体を通じて毎月延べ1万人の子どもたちにおやつを届けている(8月現在)という。

桑澤住職は研修会でこの活動を知り、「生活が苦しくても声を上げられず孤立する人、家族に対し、支援団体を通じて救いの手を差し伸べられる」と賛同。「生活困窮者への支援の一つとして多くの人に知ってもらい、この問題を考える機会になれば」と話す。

荷造りの作業は、同寺檀徒総代の雨宮一明代表と雨宮巻夫さんが手伝い、法要の後、仏様からお下げした菓子類20余箱を段ボール箱に詰めた。

雨宮代表は「仏様への思いが無駄にならず、支援につながるのはいいこと。私たちの菩提(ぼだい)寺が社会的な問題に積極的に関わることも誇らしく、応援したい」と話し、「取り組みを通してお寺を身近に感じられたり、地元内にも支援が届く仕組みづくりにつながったりするといい」と期待を込めていた。

おすすめ情報

PAGE TOP