湖周クリーンセンター 可燃ごみ搬入開始

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セレモニーでは、2市1町が委託する業者のごみ収集車が諏訪湖周クリーンセンターに初めて可燃ごみを搬入した

セレモニーでは、2市1町が委託する業者のごみ収集車が諏訪湖周クリーンセンターに初めて可燃ごみを搬入した

岡谷市、諏訪市、下諏訪町の2市1町の可燃ごみを共同処理する「諏訪湖周クリーンセンター」(岡谷市内山)に最初のごみを投入する「搬入式」が29日、同センターであった。3自治体の理事者や議員、施工業者、地主ら約70人が参列し、「運用開始」を祝った。7月1日から2市1町のごみを本格的に受け入れ、8日から焼却炉の運転を開始。12月の本格稼働に向け、施設の性能確認を進める。

ごみ焼却施設から排出されるダイオキシン類の有害性が社会問題となり、排出抑制の施設整備への検討がスタート。6市町村の枠組みから2市1町の広域化へと方針変更され、2011年度に事業主体となる一部事務組合の湖周行政事務組合(組合長・今井竜五岡谷市長)が発足。事業展開が図られてきた。

工場棟、計量棟、車庫棟から成るセンターの延べ床面積は8505平方メートル。ストーカ式24時間運転の焼却炉を備え、処理量は1日110トン。焼却熱は発電に利用し、センター内で使用する電力に充て残り3分の2程度を売電し、1億円以上の収入を見込む。焼却灰は搬入ごみに対し、従来施設の約12%から7%程度に減量。搬入したごみを保管するごみピットは、2市1町の約1週間分に相当する3850立方メートルをためる。

7月1日以降は、2市1町のごみを基本的に受け入れる。今後5カ月間の試運転で焼却能力や法基準値を大きく下回るよう設定した排ガス濃度の排出状況などを確認した上で12月から本格稼働となる。

搬入式で、今井組合長は「いよいよごみの搬入を開始し、プラントの試運転をする段階となった。本格稼働に向け、性能保証の確実な履行と無事故での竣工を願う」とあいさつした。テープカットに続き、各市町のごみ収集委託業者が収集車を並べ、参列者が見守る中でピットにごみを入れた。

2市1町の可燃ごみの量は昨年度、目標値よりも1853トン少ない2万9694トンに抑えられた。焼却灰は諏訪市内に建設される広域最終処分場と民間業者によって処理される。処理量は2分の1ずつとなっているが、諏訪市ではいまだに最終処分場の建設予定地が公表されておらず、水面下での交渉の段階。一時は同センターとの同時稼働を模索する考えもあったが、当面は全量を民間委託することになる。

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