シニア再就職を支援 県シルバー人材講習

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県シルバー人材センター連合会が、厚労省委託のシニアワークプログラム地域事業として岡谷市の諏訪湖ハイツを会場に20日から開講した「配食、配達、接客、サービス講習」が29日、閉講した。同講習は55歳以上の求職者を対象に、人手不足が課題の介護職場や配食事業などへの再就職につなげるため、必要な知識と技能を身につけてもらうことが目的。諏訪、上伊那地方から17人が受講し、延べ6日間の座学や実技を受講した。

講習は、コンビニエンスストアのセブン・イレブン・ジャパン松本事務所、岡谷市で宅老所などを運営する「和が家」、高齢者の社会参加を支援する県長寿社会開発センターなどの協力で開いた。配食や接客サービスを対象とした技能講習は県内でも初めての企画という。

同センターでシニア活動推進コーディネーターを務める矢野明見さんは、「地域課題の解決とシニアの再就職を結び付ける新たな形の講習。シニアでも活躍できる現場がある。講習はそこで働くための技能を高めてもらう場になる」と指摘。セブン・イレブン・ジャパン長野・山梨ゾーン総務担当の小倉一裕さんは、「コンビニは地域の身近な小売店として高齢者にも存在感は増している。働く方も地元のシニアに門戸を広げていきたい」と話す。講習への協力は同社として初めての取り組みという。

延べ6日間の講習は、「高齢者を取り巻く現状と社会福祉」「ホスピタリティ」などの座学のほか、接客とレジの実技もあった。「和が家」では簡単な調理や見守り、話し相手などの実技に加え、認知症高齢者への接遇などを学ぶ座学も行われた。閉講式で修了証を手にした岡谷市内の女性(62)は、「事務職しか経験がないが、この年齢では事務での求人はない。講習に参加して、違う職種で働く心構えができてとても役に立った」と話していた。

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