音で諏訪の魅力発信 「諏訪ソノリティ」完成

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諏訪湖の花火や御神渡りなどのイラストと共にボタンを押すと音が鳴るカード「諏訪ソノリティ」を持つ西川ハンナさん

諏訪湖の打ち上げ花火や御柱祭の木やりなど諏訪地域ならではの音が鳴るカード「諏訪ソノリティ」が完成し、24日、諏訪市総合福祉センターで披露された。創価大学(東京)の西川ハンナ准教授(52)=諏訪市出身=が発案し、グラフィックデザイナーや製造業、福祉作業所など異業種が連携した。諏訪の魅力を「音」に乗せて観光客や地域住民に発信する。

西川さんが昨年10月、中学の同級生でグラフィックデザイナーの小平陽子さん(51)=岡谷市=が手掛けた諏訪湖の御神渡りの冊子を見て、「知られている音で新たな価値を生み出したい」と、イラストと地元の特色ある音を組み合わせたカードの開発を思い立った。

カードは5種類。御柱祭関連は子ども木やり、曳行の難所で団結する氏子の掛け声、木落しの場面の3種類。諏訪湖で花火が打ち上がる音や御神渡りがせり上がる音も題材にした。音の長さは20秒以内。音源は「生の音」にこだわり、エルシーブイ(諏訪市)から提供を受けた。

縦19センチ、横11センチの二つ折りのカードを開き、中のボタンを押すと音が流れる。日本電産サンキョーオルゴール(原村)の協力で音を収める基板を調達した。障がい者の就労を支援する就労継続支援A型事業所「グローブ」(諏訪市)が音の編集に携わった。

小平さんが花火や御神渡りなどイラストを担当した。「ソノリティ」は「音の聞きやすさ」などを意味する。開発経費は諏訪市産業連携事業補助金を活用した。

今後は就労継続支援B型事業所「ハンディーサポートきらら」(諏訪市)の利用者に組み立て作業をしてもらい、工賃収入確保にもつなげる。

24日の完成披露イベントには製作に関わった人ら約30人が参加。開発の経過を説明した西川さんは「音付きカードの誕生を契機に諏訪地域の価値や諏訪らしさを考えていきたい」と述べた。観光客のほか、地元を想起させる音であることから、学校教育や高齢者施設でも活用できれば│とした。

一般販売開始は秋頃を目指し、価格は1000円程度を予定している。

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