東ティモールの留学生2人 伊那西高で交流

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拳玉遊びで交流を深める東ティモールの大学生(右)と伊那西高生

2020年東京五輪・パラリンピックで東ティモールのホストタウンに登録されている伊那市に、上智大学(東京)に留学している同国の大学生2人が訪れた。28日は、伊那西高校で授業体験のほか、音楽や拳玉遊びを通して、同世代の文化交流を深めた。

日本東ティモール協会(東京)会長で、市ふるさと大使を務める北原巖男さん(72)=同市高遠町出身=が、ホストタウンを知ってもらうとともに、大会後も両国の若者が交流を継続するきっかけになれば-と企画。市の協力で実現した。同国の大学生が市内を訪れるのは初めて。

来校したのは、ともに同大理工学部1年のメリッサ・ダ・コスタさん(18)とジョバーニア・フレイタスさん(18)。2人は伝統の織物「タイス」を身に着けて現れ、英語交じりの日本語で母国の歴史や文化、国旗などを紹介。公用語については「ポルトガル語とテトュン語。インドネシア語と英語も話します」と説明した。

交流では、同校進学コースの2年生42人がアトラクションを披露した。日本の伝統芸能として、昨年度から取り組んでいる太鼓で「夏祭り」の曲を演奏。留学生は高校生と一緒に和太鼓を打ち、母国の歌も発表した。全員でそろいのポーズを決めて記念写真に納まり、笑い声を響かせた。

2年5組の伊藤萌袈さん(16)は「言語の壁に不安はあったが、留学生が気さくで楽しかった。もっと交流をしてみたい」。留学生の2人は「互いの文化を知ることができて良かったし、母国と同じ自然豊かな伊那に親しみを覚えた。事前合宿があれば、選手も同じ気持ちを抱くと思う」と話していた。

北原さんは「ホストタウンとして迎える市民の温かな気持ちが大切。友好をさらに深めながら、将来に向けて若い人たちの交流がつながっていけばいい」と願っていた。

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