村議会を身近に 宮田村議会のしおり作成

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村民に宮田村議会への理解を深めてもらおうと作成した冊子「宮田村議会のしおり」

少子高齢化や防災対策など地域問題が多様化する中、宮田村議会は、議会改革を推進し、村民のさまざまな意見や提言を村づくりに反映させる仕組みの整備に取り組んでいる。その一環として、村民が村議会を身近に感じ、意見を伝えやすくしよう―と冊子「宮田村議会のしおり」を作成した。

村議会は、議会と行政、村民が協働して村づくりを進める基本的な方針を定めた「宮田村むらづくり基本条例」に沿い、各種活動を展開している。早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会が全国の地方議会を対象に18年度活動実績に基づいて調査した村ランキングで、同村議会は前年度から二つ順位を上げ、2位となった。学校での出前講座や模擬議会、議会と語ろう会で若者や子育て世代と意見交換を行ったことなどが評価された。

だが、村議会定例会での政策提案といった表立った活動以外で、村民への聞き取り調査や研修、審議会への参加など日頃の活動について村民にあまり知られていないと感じる議員も多く、「住民と議会の距離が遠いと感じる」と天野早人議長。竹村照美議員は「高齢化が進む一方で、若い人の考え方が変わってきている。村民の意識がどこに向いているか分かりにくい」と話す。多くの村民が村議会への理解を深め、意見を言いやすくする手段の一つとして冊子を作成した。近年、課題となっている議員のなり手不足の解消につなげる狙いもある。

冊子では、村議会の特色に触れながら議会の役割や組織構成、取り組み、議会改革の歩み、議員の仕事などを説明。ほかの町村議会との比較も載せ、中学生にも分かりやすくまとめた。A4判、全14ページ。冊子を村役場に置き、村ホームページにも掲載している。議会と語ろう会や区長会などで村民に配布する。

城倉栄治副議長は「むらづくり基本条例に沿って、議員が変わっても確実に実行するシステムができている。長年継続してやっていくことで、住民も議員が何をやっているのか見えてくる。しおりもその一環」。天野議長は「村民と議会の距離を縮める道具の一つとして、しおりを活用していきたい」と話した。

村議会は10月7日、「第5回町村議会改革シンポジウム長野in宮田村」を村民会館で開く。県内の町村議会議員や議会事務局職員ら約280人に冊子を配り、講演や「議員のなり手不足」「議会の広聴活動」をテーマにした意見交換会を行う。

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