VRで高遠城跡の魅力発信 伊那市

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桜の名所として知られる高遠城址公園。最新技術を使い、新たな魅力を発信する

伊那市は今年度から、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの最新技術を使って同市高遠町の高遠城跡の魅力を発信する。初年度は「高遠城歴史探訪VRシアター」ととして、高遠城にまつわる歴史ストーリーに焦点を当て、壮絶な戦いとして知られる「高遠城の戦い」をVR映像で再現する。

結婚・出産・子育て世代をターゲットに、情報通信技術(ICT)を活用して移住定住の促進を図る「地方創生アルカディア構想」の一環。1月に通信大手KDDI(東京)と締結した次世代通信規格「5G」の利活用に関する協定に基づき、同社と協力して進める。

市によると、国史跡で日本百名城の一つでもある高遠城跡は戦国大名武田氏の城としても名高く、現在は桜の名所として知られる。高遠城の戦いは、織田信長が勢力を拡大する中、1582(天正10)年、高遠城主だった仁科盛信が敵方の総大将だった信長の嫡男信忠を相手に数千の兵で数万の軍勢と対決。織田対武田の壮絶な戦いとなった。

VRではあたかも戦いの場に身を置いているような感覚を体験できるといい、高遠の歴史の奥深さを体感・学習、感動の記憶として心に刻んでもらう。専用のゴーグルを装着し、振動したり回転したりして臨場感を高めるボディーソニックチェアで視聴できるようにする計画だ。

事業は今年度から3カ年の計画で、来年度以降は高遠城址公園のARスポットを探し出し、歴史の謎解きにチャレンジして獲得したポイントを周辺の店舗で電子マネーとして使えるようにする「Back to the 高遠城クイズラリー」などの取り組みも検討する。

市は「高遠城跡の観光地としての新たなプロモーション展開により、交流人口の拡大を図り、移住定住の促進につなげたい」としている。

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