「諏訪湖周辺震度7」想定 県防災訓練

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諏訪市や岡谷市などで震度7の地震を想定した県の防災訓練。県庁と諏訪地域振興局を結び、テレビ会議で情報共有を図った=2日、県庁

県は2日、諏訪市や岡谷市などで震度7の地震が発生したと想定し、防災訓練を県庁で行った。災害への対応力強化を狙い、設定としては初めて地震発生から24時間後の対応を訓練。人命救助とともに避難者対応が増大する時間帯といい、複雑な状況や膨大な情報を整理して的確な支援に結び付ける訓練をした。

県職員をはじめ消防、自衛隊などから約100人が参加した。地震は1日朝に発生し、諏訪市を震源とするマグニチュード(M)7・6と想定。県内各地で強い揺れが確認され、死者や土砂崩落による行方不明者が発生し、広範囲で断水や停電となっているなどの情報が与えられて訓練を始めた。

庁内に設けた災害対策本部で、「諏訪市の崩落現場で行方不明者を発見」などと救助の状況を集約したほか、病院からの給水要請や避難所支援の人員派遣の要請など現地からの情報を確認。寸断された道路状況を勘案しながら物資支援を手配した。

阿部守一知事を本部長とする本部員会議では、諏訪地域振興局ともテレビ会議で結んで情報を共有。知事は対応を指示するとともに「地震の規模感や、重点的に支援すべき内容をより分かりやすく示してほしい」と意見した。

訓練後、評価者を務めた有識者は「発生24時間後の想定により被害状況などの事前周知が不十分で、対応の難しさも感じ取れた」と指摘。対策として「他県の災害事例を把握し、各部局で発生後数日に取る対応マニュアルを整備することで、今すべきことが明確になる」などと述べた。

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