医療と家族と地域の連携考える 富士見で懇話会

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講演と事例発表で患者支援の在り方を考えた懇話会

諏訪地方6市町村と辰野町内の医療機関、福祉施設のリハビリテーション職スタッフが情報を交わし、地域住民と共有する懇話会が7日、富士見町の富士見高原病院で開かれた。約200人が集まり、患者の生活と人生の質を重視した支援や、医療と家族、地域の連携の在り方を考えた。

集まったのは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種のスタッフ。毎年1回、懇話会を開いて技能向上の相互研さんと、住民への周知を図っている。

特別講演では富士見高原医療福祉センターの井上憲昭名誉院長が、リハビリ施設の充実に注力してきた足跡を紹介し、リハビリ職に対して「利用者が望む状態に近づけるように必要な知識、技術を高めているだろうか」と質問。「患者の求めに応える心、生活を支えるためのリハビリを念頭に、他の多くの職種と共同して、一人ひとりに合わせてコーディネートする力を養って」と期待を込めた。さらに、若年障がい者への支援環境が整っていない―との地域課題も指摘した。

続いて、諏訪地方の病院や福祉施設で従事する理学療法士、作業療法士が実践例を発表。このうち諏訪赤十字病院の理学療法士、白鳥昇平さんは、急性期の機能回復支援について「在院日数の短縮が進む中で、早期に状態を捉えること、患者の身体機能や生活環境、家族背景を踏まえて将来像を描きながら支援することが大切」と述べた。

同懇話会代表の濵一広さん=諏訪中央病院技術部長=は「地域の皆さんに、リハビリへの理解を深めてもらう一助になれば。リハビリ専門職と関係職種・機関、地域住民が協力し合い、障がい者が生き生きと暮らせる地域をつくりたい」と話していた。

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