棚田米でおいしい酒 中川村大草で稲刈り

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中川村大草の飯沼地区で行われた棚田の稲刈り

棚田が広がる中川村大草の飯沼地区で7日、酒米・美山錦の収穫があった。棚田の保全に取り組む飯沼農業活性化研究会(坂下芳久会長)のほか、JA上伊那や村などの関係者ら約50人が参加。おいしい酒になるようにと、期待を込めながら作業した。

同会は棚田の荒廃を防ぎ、美しい景観を守ろう―と2004年に発足。地元の農家ら22人が斜面に不規則な形で並ぶ棚田11枚(約50アール)を共同で管理している。収穫した酒米は村内の酒造会社・米澤酒造で醸造。棚田米ブランドの特別純米酒「今錦おたまじゃくし」として一般販売される。

この日は、コンバイン4台が出動して収穫。一部の田んぼでは手刈りが行われ、地元の園児や児童らが活躍した。会などによると、今年は日照不足と低温で収穫量は例年の2・5トンを下回る見込み。酒米は乾燥、精米を経て12月に仕込み、来年2月には新酒として蔵出しされるという。

坂下会長(75)は「会員の高齢化により、年々棚田を管理するのが大変になっている。毎年おいしい酒が出来上がるのを期待しながら取り組んでいる」と話していた。

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