2019年09月10日付

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今夏も暑かった。7月こそ曇りや雨の天気が目立ったけれど、8月には真夏日が続いて、厳しい暑さの日が多かった。そんな日々を和らげてくれたのが、夏の軽装として定着している「クールビズ」だった▼冷房の使用を減らすことによる地球環境の保全や、夏場の仕事の効率化を狙いとして、環境省の主導で始め、15年目になる。日を決め、男性を中心に一斉に上着をとり、ネクタイをはずす。今やどこでも当たり前の光景で、季節の風物詩になっている▼個人的な見方なのかもしれないけれど、ここ数年はその「クールビズ」にちょっと変化があるように感じる。ポロシャツが多いのである。市町村の職員などでは、自治体を象徴するデザインやキャッチフレーズが入った特製ポロシャツを着る例も見られる▼前開きの通常のワイシャツなどに比べ、より活動的と言える。実際に休日などに着てみると、動きやすく、メッシュ素材もあるので涼しく快適である。「より普段着に近く、カジュアルになる」とも言えるだろう▼大手銀行などでは、Tシャツ、ジーパンの軽装勤務もOK、という例があると聞いた。服飾デザイナーの故石津謙介さんがかつて、「ビジネスウエアは伝統的に地味で、人の目を意識しないですむ服が基本ルール。これを打ち破るのは大革命」と著書に書いていた。いったいどこまでが受け入れられていくのか。ちょっと興味深い。

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