巨大うきダム湖へ 信州高遠美術館企画展PR

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高遠ダム湖に入れられる巨大な「うき」

伊那市高遠町の信州高遠美術館は12日、近くの高遠ダム湖で、14日から始まる企画展「モリカラモリヘ―8人の作家と東京藝術大学デザインプロジェクト」をPRするイベントを行った。出品作家の白田祥章(しらた・よしのり)さん(38)=同大学非常勤講師=が、全長3メートルの木彫作品「うき」を浮かべ、自然の中で作品を使った表現を完成させた。

白田さんの作品は釣り具の「浮き」を巨大化させた彫刻で、木造船の用材などに使われるクスノキで作られている。釣りは創作のテーマとなっており、狩猟を通じて遊びながら自然と対峙(たいじ)し、本来の人間の感覚を取り戻すことを表現したという。

白田さんは釣りに出掛ける場面から演じた。作品を載せた手作りの荷車をダム湖の桟橋まで約40分かけて運ぶと、「うき」に重りを取り付けて仕掛け作り。カヌーで湖上に押し出し、釣りを始めた。釣果はゼロだったが、白田さんは「地域や森を生かした、あり得ない現実を表現する作品を通じて、『変だな』と感じてもらい、新しい遊び方を楽しんでほしい」と話した。

企画展「モリカラモリヘ」は14日から11月10日まで同館で開く。入館料は一般500円、小中学生150円。問い合わせは同館(電話0265・94・3666)へ。

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