南アの「塩見小屋」 再建し営業スタート

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塩見小屋の完成を祝い、竣工式でテープカットをする関係者

塩見小屋の完成を祝い、竣工式でテープカットをする関係者

伊那市は1日、静岡県境の南アルプス塩見岳(3047メートル)の山頂直下に再建した塩見小屋の竣工式を現地で開いた。1年間の休業を経て宿泊棟が2棟になった小屋の完成を祝い、同日から営業を始めた。

前塩見小屋は旧長谷村が1976(昭和51)年に建てた。最大で6メートルの雪が積もる厳しい環境で老朽化が進んでいた。以前は1棟だったが、食堂を兼ねた宿泊A棟と宿泊B棟、トイレ棟を新築した。

A棟は2段ベットの宿泊スペースと食堂を壁で仕切り、土間にして靴で行き来できるようにした。B棟は中2階でベットで仕切らない。定員は24人と16人で前より10人増えた。

いずれも積雪に耐えられるよう太いはりと柱を採用。湿気対策に窓を多く設置し、室内に外光がふんだんに入る。傷みやすい外壁は幅12センチの杉材に統一し、交換を容易にした。

式で白鳥孝市長は標高が高く、限られた場所での難工事に触れ、「100年以上耐えられる山小屋。事故のないようにしたい」とあいさつした。来賓の南ア自然保護官の仁田晃司さんは「きれいで使い心地がいい山小屋に設計されている。愛される憩いの場にしてほしい」と祝辞を述べた。

塩見小屋は要予約。問い合わせは伊那市観光(電話0265・94・6001)、予約は小屋直通電話(070・4231・3164)へ。

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