「進徳館」特別展開幕 高遠町歴史博物館

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進徳館出身者の資料を展示している特別展

伊那市の高遠町歴史博物館で13日から、第64回特別展「文よく武を制す~高遠進徳館から信州教育に連なる群像」(市教育委員会、同館主催)が始まった。高遠藩の藩校「進徳館」創設160周年を前に、明治期に活躍した関連人物の資料約340点を展示している。12月8日まで。

進徳館の助教や県尋常師範学校教諭などを務め、信州教育に深く関わったとされる高橋白山(1836~1904年)らを取り上げ、常設展示で行われている進徳館の学びの実態だけでなく、明治以降の人材の広がりについて紹介している。

館内には高橋白山の蔵書200冊や、教え子たちによる顕彰碑の拓本を展示。行政家や画家だった長尾無墨(生年不詳~1894年)が描いたびょうぶもある。東京音楽学校(現東京藝大)の初代校長を務めた伊澤修二(1851~1917年)の「小学唱歌」や、明治期に県内で使われていた当時の教科書なども並べている。同館学芸員の福澤浩之さんは「資料を通じて、高遠が輩出した明治の教育者たちの内面を感じてほしい」と話している。

会期中には関連イベントも計画。11月17日午後1時30分から、同館に隣接の地域交流施設で、高遠郷土研究会会長の北原紀孝さんと市民大学大学院修了生の坂下昭さんを講師に長尾無墨の「説諭要略」を学ぶ。

入館料は一般400円、小中学生200円(上伊那地域の小中高校生は無料)。開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。問い合わせは同館(電話0265・94・4444)へ。

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